Life

9 Sep 2024

20240909

一般方向 謙信のように生涯勝率 97% でも一般方向が決まっていない場合、あちこちで転戦するだけで、点が線につながらない。 一方、信長は勝率は謙信ほど高くないけれど「京」という一般方向を早々に定めて邁進していた。 「“魔王”などというから、如何ほどのものかと思ったら。存外たいしたことはなかったのぉ。 あれしきの者で“天下布武”とは、わしなら天下統一も容易いな」 https://diamond.jp/articles/-/86015 この発言から、個々の戦(天下布武の武)しか見えていない感がありありと窺える。 言葉は悪いが「専門バカ」とも言える。 楽市楽座、堺掌握、海外貿易など個々の戦の背後にある無数の施策が見えていない。 「一般方向」を「選択と集中」と読み替えることもできそう。 様々な粒度で「一般方向」を決めておくことで、リソースを有効活用できる(分散させない)、 決断の速度が速くなる、目的地までのルートを意識することで結果的に所要時間が短くなる、と言えるだろうか。 自分の場合、以下のように言えるだろうか。 キャリアにおける一般方向は「Web サービス開発」「国際化」 使用技術に関する一般方向は「AWS (not Google)」「C/Ruby/Rust 」 個人開発における一般方向は「個人の習慣化を助けることで成長に寄与する」

23 Aug 2024

20240823

学習とは孤独である 教育は本を読めるが、読むに値する本がどれかわからぬ人々を大量につくりだした 「はじめての統計学」(鳥居泰彦著) の序文にも「学習は孤独である、自分も今孤独な作業をしている、みなさんも孤独に慣れてください」という 序文があったのを思い出した。この言葉に出会ったのは大学時代だが、 この序文だけで価値がある。

19 Aug 2024

20240819

時間の使いかたで主と副が逆転している 休日に個人開発を進めているものの、このごろ、あまり集中できていない。 言い換えると、開発の合間にアニメやゲームをしているのではなく、アニメやゲームの合間に開発をしているスタイルになっていることが多い。 もちろん常に集中して生産性が高い状態でいることは難しいし、だらだらでもやらないよりはずっとましなのだが。 生産と消費の割合とも言える。人生で何かを生産したいのか、消費したいのか。 15分でも割とできるタスクは多い。AWS で rails の IAM を作ったり cognito の設定をしたり。 時間さえかければ必ず前に進む作業を織り交ぜながら進めて行った方がよいのかもしれない。 質は量をこなすことしか生まれないし、自分のような凡人ななおさらかけた時間と成果は比例することがほとんど。 何かにうまくなりたかったり、成し遂げたいと思ったら単純に量を増やすしかない。 量を増やすにしてもまとまった時間を割くというよりも細かい時間を積み上げていくほうが現実的。 「次に何をやるか」いわば設計はトイレやお風呂の時でも進められる。 手を動かさない時でもメタ的に進捗はあげられる。これも結局は「どれだけ考えているか」という思考の量。 つまり量をこなすしかない。

17 Aug 2024

20240817

愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ 「真似」から「理解」へのステップが創造力を培う基礎になる(羽生善治) Rust に限らずプログラミング力を底上げしたくて https://www.howtocodeit.com/ をちょくちょく読んでいる。 将棋に限らずほとんどの分野では「学ぶ」とはまず「真似ぶ」ところからはじまると思う。 「守破離」でも「巨人の肩に乗る」でもいいが、最初の段階ではまず真似をして正しい「型」を身につけることから。 「我流は無型」が通用するのはごくごく一握りの天才のみで、ほとんどの人にとって我流は学習効率が悪すぎると思う。 「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」。短い人生で愚者パターンで学んでいたら何も成し得ない。 学習のしかたを学ぶ、というメタ的な方法論も興味があるが、それはまた別の話。

2 Aug 2024

20240802

歩くことが大事 このごろは、暑いのと開発に時間を割いているのとで、朝の散歩が疎かになっていた。 そのせいか、体重が増加傾向になってしまった。 日光を浴びるという点でも、忙しくても散歩はするようにしよう。 歩きながらいろいろ思考の整理もできるし。 何気に shuttle.rs にデプロイしている statscribe が記録用に役立っている。 普段使いする API はこういうのでいいんだよ、こういうので。 $ xhs get -b statscribe.shuttleapp.rs/stats/${token}/all | jq -cr '.[] | select(.tag == "scale")' {"id":1,"stat":77.4,"tag":"scale","datetime":"2024-07-01T09:05:40.845351+09:00"} {"id":9,"stat":77.2,"tag":"scale","datetime":"2024-07-02T03:51:50.376971+09:00"} {"id":10,"stat":76.7,"tag":"scale","datetime":"2024-07-03T03:28:54.172793+09:00"} {"id":16,"stat":76.2,"tag":"scale","datetime":"2024-07-04T05:12:43.866092+09:00"} {"id":17,"stat":77.2,"tag":"scale","datetime":"2024-07-05T04:44:45.235495+09:00"} {"id":18,"stat":78,"tag":"scale","datetime":"2024-07-06T04:42:20.911373+09:00"} {"id":20,"stat":78.3,"tag":"scale","datetime":"2024-07-07T03:37:12.576454+09:00"} {"id":21,"stat":78.3,"tag":"scale","datetime":"2024-07-07T09:01:28.056666+09:00"} {"id":22,"stat":78,"tag":"scale","datetime":"2024-07-08T04:54:09.465264+09:00"} {"id":23,"stat":77,"tag":"scale","datetime":"2024-07-09T05:22:51.127532+09:00"} {"id":24,"stat":76.4,"tag":"scale","datetime":"2024-07-10T05:04:37.611616+09:00"} {"id":25,"stat":77,"tag":"scale","datetime":"2024-07-11T04:43:52.913890+09:00"} {"id":26,"stat":78.1,"tag":"scale","datetime":"2024-07-12T05:35:25.985414+09:00"} {"id":27,"stat":77.4,"tag":"scale","datetime":"2024-07-13T04:59:01.999598+09:00"} {"id":28,"stat":77.7,"tag":"scale","datetime":"2024-07-14T04:23:18.075916+09:00"} {"id":29,"stat":77.1,"tag":"scale","datetime":"2024-07-15T06:11:50.229005+09:00"} {"id":30,"stat":76.9,"tag":"scale","datetime":"2024-07-16T06:45:28.790132+09:00"} {"id":31,"stat":77.7,"tag":"scale","datetime":"2024-07-17T05:46:38.295156+09:00"} {"id":32,"stat":76.7,"tag":"scale","datetime":"2024-07-18T07:10:00.187350+09:00"} {"id":33,"stat":77.3,"tag":"scale","datetime":"2024-07-19T05:11:34.686213+09:00"} {"id":34,"stat":76.7,"tag":"scale","datetime":"2024-07-20T07:08:06.165706+09:00"} {"id":35,"stat":77.6,"tag":"scale","datetime":"2024-07-21T04:01:30.638578+09:00"} {"id":36,"stat":78,"tag":"scale","datetime":"2024-07-23T06:06:49.346260+09:00"} {"id":37,"stat":77.7,"tag":"scale","datetime":"2024-07-24T04:01:44.228581+09:00"} {"id":38,"stat":77.7,"tag":"scale","datetime":"2024-07-25T04:49:49.478899+09:00"} {"id":39,"stat":78.2,"tag":"scale","datetime":"2024-07-26T06:07:19.482083+09:00"} {"id":40,"stat":78.4,"tag":"scale","datetime":"2024-07-29T05:50:16.527464+09:00"} {"id":41,"stat":78.8,"tag":"scale","datetime":"2024-07-30T04:06:31.847886+09:00"} {"id":42,"stat":78.5,"tag":"scale","datetime":"2024-07-31T06:14:20.245091+09:00"} {"id":43,"stat":78.3,"tag":"scale","datetime":"2024-08-01T05:34:16.283147+09:00"}

20 Jul 2024

20240720

ガーブルバンドクライ 2 週間ほど前に見始めたアニメですっかりハマってしまった。それから何周かしているが観るたびに面白い。 正直なところ、見慣れない CG アニメということもあり、1 話目の時点では全く面白さを感じなかった。 それが 3 話目ぐらいから俄然面白くなってきて、 最終話の時点で自分の中の アニメランキングの中でも歴代トップを争う高評価となった。 見慣れなかった CG もいつのまにか馴染んできたばかりか、ライブシーンでの立体的なカメラワークなど CG だからこそ成し得た演出もあると気がついた。 全話を通して、主人公のエネルギー、aka トゲトゲ、が心に突き刺さる。 行き場のないドロドロした熱量。空回り。すれ違い。 ああ、そうだ、十代の頃ってこんな感じだったよなぁ。 仁菜「ああゆう子は反撃できないようにしっかり仲間作ってから仕掛けてくるんです。 仲間使って無視して、危害加えてきて。 あたし、病院に運び込まれたのに、学校どころか家族まで "騒ぎにしない方がいい" って」 桃香「やっぱり歌った方がいいと思うぞ。今の話だけでも 5 曲は作れる」 桃香「それだけ仁菜は鬱屈して、エネルギーが、溜まってる。それは...紛れもない、ロックだ。」 仁菜「...ロック?」 桃香「誰もお前のことを知らないし、誰も待ってやしない。でも、それが面白いんだろ?」 仁菜「ァーアーアーーアーーアアアアアアアーーーーーーー!!!!!!」 桃香「仁菜はロックンロールなんだよ」 私ももともと社会不適合者で、十代後半からはずっと死にたいと考えていて、働いてからも、葬式代は稼いで貯金しておかないといけないなぁという 気持ちだけで働いていた。三十歳になったら死ねばいいから、それまでは好きなコンピュータを弄んで生きていればそれでいいやと刹那的に生きていた。 それが、いつのまにやら少なからず処世術を身につけた(身についていない)いっぱしの大人になっていたんだなあ(なっていない)。 年を重ねていくうちにいつの間にか鬱屈さをごまかして、擦り減って、エネルギーが枯渇していた。 音楽ってこんなにエネルギーを伝播させるものなんだということを初めて実感したかもしれない。 作中で展開される曲はもう全部いい曲ばかりだけど、トップ 3 を選べと言われたら(言われてない) 「視界の隅 朽ちる音」「空白とカタルシス」「名もなきなにもかも」「爆ぜて咲く」「雑踏、僕らの街」だろうか(4 つじゃねーか)。 特に「視界の隅 朽ちる音」の歌詞は響く。だらだらと年齢を重ねてしまって、このままだと死ぬまで願いは叶わないかもしれない。 自分の音を朽ちさせてはいけない。そのまえにやるだけやってみるかという気になる。 視界の隅 朽ちる音 そうやって 知らないフリで 僕ら手が汚れないように 視界の隅 崩れてゆく夢のかけら 気づかないフリして 聞こえないフリして ほら 過ぎてゆく (... snip ...) 灰になった後で ようやく気づいて 願いはいつまでも届かない 変わり続けるこの世界で 僕ら 何を浮かべようか (... snip .